■ ID | 167 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 産業廃水の生物学的窒素除去プロセスにおける亜酸化窒素発生特性 〜塩濃度の影響〜 |
■ 著者 | 三上真樹生
早稲田大学理工学部 福本悠介 早稲田大学理工学部 野田尚宏 早稲田大学理工学部 常田聡 早稲田大学理工学部 平田彰 早稲田大学理工学部 木持謙 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | 日本水処理生物学会 |
■ 出版年 | 2001 |
■ 誌名・巻・号・年 | 日本水処理生物学会第38回大会、平成13年11月16日 |
■ 抄録・要旨 | 貴金属回収工程において大量に排出される、産業廃水の生物学的窒素除去プロセスを対象として、廃水に特異的に含有されている塩濃度が、硝化反応時における亜酸化窒素発生特性に及ぼす影響について解析・評価した。実験には活性汚泥を用い、実験装置はNaClによって塩濃度を0〜3.0%までの5系を設定し、硝化回分実験を行った。
その結果、塩濃度が0.6%の条件下で硝化速度は最大となり、塩濃度がそれ以上に高まると、硝化速度の低下が観察された。またN2Oについては、塩濃度0.6%の系において、平均のN2O転換率が最も小さくなることがわかった。これらのことから、塩濃度を適正な値に維持することにより、高い硝化率の維持とN2O生成・放出の抑制とが達成できる可能性が示唆された。 |
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